【保存版】Uniswapとは?使い方から将来性まで画像付で解説

DeFi

(最終更新付き:2022年2月)

✔こんな疑問をお持ちの方へ向けて書かれた記事となります

「Uniswap(ユニスワップ)って何?」

「Uniswapってどうやって使うの?」

「Uniswapの今後や将来性ってどうなんだろう?」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • Uniswapとは?メリット、デメリット含めて解説
  • Uniswapの使い方
  • Uniswapについての発表や今後について

✔当記事の信頼性

当ブログでは、様々なWeb3.0に関する記事を多数公開しています。

【Web3】メタバースを理解するための情報サイト

私自身、CryptoCurrency(暗号資産)は6-7年前からCoincheckやBinance(海外取引所)を通じて取引をしています。昨今では、ブロックチェーン技術を取り入れたWeb3.0という言葉も普及し、DeFi、Dappsなどもよく目にするようになりました。

ただ、まだこの辺りの情報は出始めで、正しい情報が少ない印象です。

当記事を通じて、私がリサーチをしたUniswapについて、解説ややり方を実際の画像と共に解説をしていきます。

仮想通貨の取引所をお探しの方

日本の取引所であれば、CoincheckやGMOコイン、bitBankなどで無料登録をしておけば幅広い通貨に対応が可能です。

  • 【公式サイト】Coincheck
  • 【公式サイト】GMOコイン
  • 【公式サイト】bitbank

海外はリスクもあり、日本にお住まいの方は禁止されているものもあります。ただし、世界的に有名な取引所は規模も大きく、扱う通貨も桁違いです。ご興味のある方はご覧ください。

※当サイトで登録を推奨しているわけではありません。

Uniswapとは?そのメリットとデメリットも含めてお伝えします

Uniswapは世界最大級のDEX

Uniswapとは、世界最大級のDEX(Decentralized Exchange)で、Ethereumのブロックチェーン上に構築された取引所になります。

2022年2月24日時点では、世界のDEXの中で24時間の取引高が第2位となっています。

CoinMarketCap: https://coinmarketcap.com/ja/rankings/exchanges/dex/

後ほどご説明しますが、DEXにおける大切な「流動性マイニング」をスタートしたのはUniswapです。今のDEXの大波を起こしたのがUniswapと言っても過言ではないでしょう。

すでに、「DEX」「流動性マイニング」などよくわからない単語が出てきました。

きちんとひとつずつ説明していきます。

DEXとは?そのメリット、デメリット

DEXとは、仲介者・管理者のいない、分散型取引所(Decentralized Exchange)の略称です。

管理者がいない取引所というのはつまり、銀行や証券会社のような組織が不在にも関わらず通貨の取引ができる取引所ということになります。

また、そのDEXの中でもUniswapはAMMに分類されます。

AMMはAutomated Market Makerの略称で、売買の取引レートを自動で算出しています。

通常は、顧客が売り買いの金額を提示する板取引で売買を行うのに対し、AAMでは一定のアルゴリズムの元、自動的に適切な相場が計算されます。

メリット

分散型取引所のメリットは、管理者がいないことから、時間的、金銭的なコストが抑えられること②政治的な圧力などに関わらず運営が可能なこと、などが挙げられます。

デメリット

対してデメリットは、管理者がいないことにより、①全て自己責任で取引を行わないといけない②使い方に疑問、不明点があっても問い合わせ先が無い、などが挙げられます。

管理の為の費用を払わない分、取引等は全て自己責任となります。

仮想通貨ならではのDEXについては以上ですが、通常の取引所「CEX」と比べることでもう少し理解が深まります。

CEXとは?メリット、デメリット

CEXは、中央集権型取引所(Centralized Exchange)の略称です。

世の中の取引所は、ほとんどが仲介者・管理者が存在する「CEX」といっても過言ではありません。

暗号資産の取引所で言えば、Coincheck、GMOコイン、など有名なところは全て管理する会社が存在するCEXと言えます。

メリット

CEXは、営利目的で運営されています。

たくさんの人に使ってもらうのを良しとしているため、①使いやすい②サポートセンターが充実③不具合が生じた際は運営側で対応、などDEXでは存在しないメリットが享受できます。

デメリット

対してデメリットは、営利目的のため、①運営側に支払う手数料が余計にかかってしまう②政府などからの圧力で口座凍結の可能性、などが挙げられます。

Uniswapの特徴

具体的にUniswapの特徴を見てみます。

手数料が安い

管理者がいないため、手数料は低く抑えられます。

本人確認不要

ウォレットをつなぐだけで使用できるので、本人確認などの手続きは一切不要です。

個人情報等が流出するという心配はありません。

通貨を預けると報酬がもらえる

流動性マイニングにより、通貨をプールへ預けると報酬がもらえます。

詳しくは、「流動性プールへ預ける」で解説しています。

セキュリティが強固

Uniswapはブロックチェーン技術上に構築された取引所です。

ブロックチェーンでは、世界各国に存在するノード(分散されたネットワーク)上に取引を記録しているため、改ざんすることはほぼ不可能とされています。

Uniswapのデメリット・リスク

Uniswapにもメリットばかりではありません、デメリットリスクについても見ていきます。

操作方法を主に自分で調べる必要がある

一度慣れるとそこまで操作が難しいわけではありませんが、運営会社が存在しないUniswapでは基本的には自己責任で情報収集をし、実践していく必要があります。

プラットフォーム使用料「ガス代」

Uniswapはイーサリアムプラットフォーム上に構築されているため、イーサリアム取引に必要な手数料「ガス代」がかかります。

昨今ではイーサリアムプラットフォームの使用者も増えてきているため、ガス代が高騰しています。

今後の対応についても方針が出ていますが、今の現状ではデメリットの一つと言えるでしょう。

ハッキング

ブロックチェーンでは、取引の改ざんがとても難しいことは先程述べましたが、プログラム上にコードの欠陥がある場合はその惰弱性をついたハッカーが通貨を盗むことも可能です。

実際過去には取引所を狙ったハッキング事件も存在しています。

トークンリスク

Uniswapでは誰でも好きなトークンを上場させることができます。

つまりその中に詐欺トークンが含まれていたとしても運営会社が存在しないため、取引する本人がきちんと見極めていく必要があります。

ガバナンストークンの価格変動リスク

https://www.tradingview.com/symbols/UNIUSD/

流動性マイニングの仕組みでは、資金を預けることで報酬をUNI(Uniswapのガバナンストークン)で受け取ります

ただし、UNI自体の価格が過去には大きく変動しているので期待している報酬と見合うかは相場次第となります。

以上がUniswapについての解説でした。

いよいよ使い方を解説していきます。

Uniswapの使い方をステップ・バイ・ステップで解説します

Uniswapの使用方法の解説は下記の流れで進めます。

  1. 仮想通貨の入ったWalletを準備する
  2. WalletをUniswapへ接続する
  3. 取引を行う

一つずつ見ていきましょう。

仮想通貨が入ったWalletの準備

特に初心者の方は、MetaMaskをダウンロード・インストールすればよいかと思います。

入金方法までこちらで解説しています↓

もしくは「MetaMaskは持っているけど、通貨を保有していない」という方はご自身でMetaMask内で購入する(こちらでご説明しています)か、下記のCEX(取引所)で購入、送金しておきましょう。

  • 使いやすいのはこれ!→ 【公式サイト】Coincheck
  • 送金手数料無料→ 【公式サイト】GMOコイン
  • 板取引で売買手数料少→ 【公式サイト】bitbank

Walletの接続方法

MetaMaskの準備ができましたら、MetaMaskをUniswapへ接続します。

まずは公式サイトへアクセスします。

https://app.uniswap.org/

右上の「ウォレットに接続」をクリックします。

MetaMask」を選択します。

少し待ちます。

接続完了です。

取引の開始

Uniswapの取引は主に、①通貨の交換(Swap)②流動性マイニングの2つです。

一つずつ説明します。

それぞれを実際に行う場合はガス代がかかります。確認画面が出てきますのでガス代は必ずチェックしましょう。

仮想通貨の交換

Walletに入っている通貨の中で、交換元の通貨を選択し、金額を入力します。

次に「トークン選択」から交換後の通貨を選択します。

選びましたら、「スワップ」をクリックします。

ガス代が宜しければ「確認」で進みます。(結構高いですね。。)

完了です。

次は流動性プールに預ける方法を解説します。

流動性プールに通貨を預ける(流動性マイニング)

こちらでは、①そもそも流動性プールって何?②やり方の2点をお伝えします。

流動性プールとは?なんで増えるの?流動性マイニングについて

Uniswapでは、管理者がおらず、板取引ではないAMMを使用しています。(詳しくは、第1章をご覧ください)

そのため、取引をする方はこの「流動性プール」にある資金を一定の価格で購入することになります。

Uniswapにおいて流動性プールに資金がないとは、売り手がいないことになります。

つまり流動性プールはUniswapの運営上必要不可欠であり、そこに資金を提供することはUniswapへの貢献とみなされます。

この貢献に対して売買手数料の一部が報酬として送られることを流動性マイニングと言います。

Uniswapはこの方法を最初に適用したDEXです。

やり方

「プール」をクリックして、「+新しいポジション」をクリックします。

2つの通貨でプールしますので、私は先ほどスワップした「ETH」と「USDT」で行います。

トークン選択」でUSDTを選択します。

流動性プールに入れる金額を選び、「承認する」をクリックします。

ガス代を承認すると、画面が変わります。「プレビュー」をクリックします。

追加」をクリックします。

ガス代が問題なければ承認し、完了です。

ガス代はかなり高いです。高額取引の場合は気にならないかもしれませんが、少額の場合はおススメしません。)

Uniswapについての発表や今後について

2021年5月のアップデートについて

Uniswapは2018年11月にローンチされてからv1、v2と経て、2021年5月に「Uniswap v3」がローンチされました。

少し難しい内容ですが、目を通しておくと使っていくに連れて徐々に理解が深まります。

uniswap v3の概要

v3で追加された点は下記の3つです。

  1. 流動性提供の範囲を指定できるようになった
  2. LPトークンがNFT仕様へ変更になった
  3. 手数料が選択できるようになった

細かくは下記で記述します。まずはこの変更に至った背景からご説明します。

アップデートに至った背景

革新的な仕組みで利用者数が世界最大級のUniswapですが、資本の非効率性が課題と言われていました。

Uniswapの仕組み上、大量の流動性プールが必要なものの、実際に使われているプールはほんの一部でしかありません。

そのため、一定の利益を生み出すにも莫大な資本が必要になってしまうことが、「資本の非効率性」という問題です。

この課題を解決するためにアップデートが行われ、大きく3つのメリットが享受できました。

v3のメリット

v3では具体的に下記のメリットが享受できます。

  1. 流動性プールに貢献する者が、流動性を提供したい価格をコントロールできる
  2. LPトークンがNFTになることで、手数料が自動的にプールへ再投資されない
  3. v2まででは固定で0.3%の手数料収益でしたが、v3からは3パターンから選択できる

今後の計画についても見ていきましょう。

2022年の計画

Uniswapの創設者「Hayden Adams」氏は2022年1月に今後の計画を発表しています。

その中でも目玉はPolygonのブロックチェーンを採用する旨が発表されたことです。

Polygonチェーンの採用は、Uniswapコミュニティで提案され、UNIトークン投票により決定しました。

これは高騰するガス代の問題を解決する大きな一歩となります。

まとめ

当記事の内容をまとめます。

Uniswapとは、世界最大級のDEX(Decentralized Exchange)で、Ethereumのブロックチェーン上に構築された取引所になります。

Uniswapでできる取引は、①通貨の交換②通貨のプールの2つになります。

使用してみて感じる課題は、ガス代が高騰してきていることです。

これについては現在Polygonチェーンを使用することを検討しているようなので、早い適用に期待です。

当ブログでは、他にも仮想通貨はもちろん、Web3.0についての記事を公開しています。

「これからWeb3.0について勉強していきたい!」という方はぜひご覧ください。

【Web3】メタバースを理解するための情報サイト
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