(最終更新月:2022年2月)
✔このような方へ向けて書かれた記事となります
「メタバースって一体何なの!?教えてほしい!」
「メタバースってなんでこんなに騒がれてるの?」
「メタバースでこれからどんな事が起こるの?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- メタバースとは?
- メタバースの由来
- メタバースの身近な具体例
- メタバースがこれだけ騒がれている3つの理由
- メタバースの課題
- メタバースで起こりうる未来
- メタバースと投資
✔当記事の信頼性
当ブログでは、様々なWeb3.0に関する記事を公開しています。

私自身、CryptoCurrency(暗号資産)は6-7年前からCoincheckやBinance(海外取引所)を通じて取引をしています。昨今では、ブロックチェーン技術を取り入れたWeb3.0という言葉も普及し、DeFi、Dappsなどもよく目にするようになりました。
ただ、まだこの辺りの情報は出始めで、正しい情報が少ない印象です。
そこで最近特に注目されている「メタバース」についてリサーチをし、当記事を通じて皆さんのわからないを全て解決することを目標に情報をまとめてみました。
特に様々な企業が発表している動画などもシェアしてますので、知れば知るほど可能性にワクワクします。
少しでも皆さんの「?」を解決するお手伝いができれば幸いです。
メタバースとは?

メタバースとは、オンライン上の仮想的な空間と言えます。
定義がまだまだ曖昧なのも事実ですが、ゲームを例とするならば、マインクラフトというゲーム上の世界もメタバースの一つと言えるでしょう。

ご自身のキャラクター(アバターと呼ばれます)を介して、作業をしたり、人と交流したり、遊んだりできる、我々の肉体が属する世界とは別のオンライン空間をmeta(超越する)universe(宇宙)と呼んでいます。
ただし、今後のメタバースを考えると、「仮想空間」という表現よりも、「拡張された現実」とまで言えるほど、より現実に近いものとして注目されてきています。
特に、世界的IT企業4社の頭文字「GAFA」のうちの一つであった「Facebook」社は2021年10月に社名を「Meta」へ変更したことがとても話題となりました。
将来性のあるメタバースに対する考えが社名変更の主な理由です。現に2021年12月には、同社のサービスとして「Horizon Worlds」がアメリカとカナダで無料リリースされています。
Twitterの創業者 Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏も暗号資産にはとても前向きで、暗号資産やブロックチェーン技術を取り入れたビジネスに取り組むことを示唆しています。
メタバースの由来

1992年のSF小説「Snow Crash(スノウ・クラッシュ)」(著者:Neal Stephenson)で初めてMetaVerse(メタヴァース)という言葉が使われました。
こちらの小説では、主人公のヒロ・プロタゴニストは現実ではピザ配達人でありながら、メタバースにおいては、世界最高の剣士となり、仮想空間と現実を行き来する様が描かれています。仮想空間では、3Dの建物やアバターたちを描いています。
メタバースの身近な具体例

メタバースは昨今で大きく話題にはなっているものの、新しく出てきたものでもありません。
以前からあるもの、最近出てきたもの含めていくつかご紹介します。
ゲーム
Fortnite
ゲームの空間はもちろんですが、ラグジュアリーブランド「Balenciaga」とコラボレーションを発表し、ゲーム内のアバターが同ブランドがデザインしたコスチュームを装着できるようになりました。
Minecraft
ユーザーが自身のキャラクター(アバター)を通じて、コスチューム変更や作業、サーバー上で他のプレイヤーと交流などを楽しむことができます。
Roblox
アパレルブランド「Vans」と提携し、Vans Worldを提供しています。メタバース内でVansのスケートボード用のシューズ等を装着することが可能です。
日本の企業や団体
三越伊勢丹「REV WORLD」
仮想の三越新宿店へスマートフォンよりアクセスできます。
バーチャル渋谷
メタバースを通じて、渋谷を自由に移動できます。
NISSAN
「日産アリアとめぐる環境ツアー」
世界的企業
Meta社(旧Facebook社)
当記事冒頭でも述べたとおり、社名の変更、「Horizon Worlds」の立ち上げを見ると、メタバースへ懸ける思いが汲み取れます。
Facebook Connectを通じて、創業者マーク・ザッカーバーク氏はメタバースへの考えを動画で表明しています。
Microsoft社
Microsoft Meshプラットフォームを使用して、拡張現実(XR)アプリケーションを開発しています。2021年11月には、同社のサービス「Microsoft Teams」でメタバース技術を導入していくことを発表しています。
メタバースがこれだけ騒がれている3つの理由

ここまで見てきて、メタバースは何も新しい技術、取り組みではないこともご理解頂けたかと思います。
ただ、元々あるメタバースが最近はなぜこんなにも騒がれているのでしょうか?
それは「メタバース」に関係のある3つの技術が発展してきたことにあります。
インターネット環境
インターネットの普及、スピードで定評のある5Gがテキストだけでなく画像や動画の転送を用意にしたことは間違いなく「メタバース」の発展に貢献しています。
5G技術が普及しているエリア

デバイスの進化
どんな面白いアイディアや環境が整ったとしても、実現するためのデバイスがなければ我々はその環境を使いこなすことができません。
メタバースがここまで話題になるためには、過去2-30年間でデバイスが大きく進化したことも要因の一つです。
主にその中でも2つのデバイスが大きな要因です。
一つ目はスマートフォンです。
Apple社で最初にiPhoneが発売されたのは2007年です。
そこからあっという間にスマートフォンが普及し、どこからでもインターネットへのアクセスが可能になりました。
間違いなくこのメタバースが注目されるには欠かせない存在であることは間違い無いでしょう。
二つ目はAR/VR機器です。
AR/VR市場は過去5年間で飛躍的な成長を遂げていると同時に、その技術も格段に進歩しています。
VR技術の発展がなければ、メタバースもただのスクリーン上のゲームと変わらないものとなってしまいます。
世界のAR/VR市場規模・VRヘッドセット出荷台数の推移及び予測(総務省公式サイト)

ブロックチェーン技術の普及
ブロックチェーン技術により、デジタルデータを保有することができるようになりました。
同時にWeb3.0という言葉も流通するようになり、次世代のインターネットと言われています。
ブロックチェーン技術により、今までの単なるコミュニケーションツールであったメタバースも、所有という概念が導入されたことによりビジネスへの発展性が期待されます。
またブロックチェーン技術上に作られた暗号資産(仮想通貨)を使うことで、国境、通貨を気にすることなく、世界中誰とでも取引が可能になりました。
現に、メタバースのNFTゲーム「The Sandbox」では独自の通貨「SAND」を使ってゲーム上の土地や建物などが取引されており、SANDの価値も日々高まっています。
2022年2月現在のSANDの時価総額は約4,100億円となっています。
出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/the-sandbox/
メタバースの課題

可能性は感じながらもまだまだ課題も残るメタバースです。
主に3つを課題・デメリットとして挙げることができます。
認知度
新しいサービスがどんなに良くても、認知度がなければいずれ廃れていきます。
日本トレンドリサーチによると、「メタバースを知っている」と答えた人は全体の約60%です。
参考:https://trend-research.jp/11761/
40%の人はまだ聞いたこともないということで認知度はまだまだですね。
より認知度が上がり、サービスの利用も活発になればそれだけ多くの人と交流ができることになります。
セキュリティ
ブロックチェーン技術を利用した新しいメタバースでは、暗号資産による取引は欠かせません。昔に比べてニュースになることも少なくなってきたものの、暗号資産を保管するウォレットなどにセキュリティ上の問題が発生した場合を考えておく必要があります。
依存症
メタバースの魅力は3Dによる仮想空間が引き起こす没入感です。その没入感ゆえ、特にお子様などの低年齢世代が自発的にゲームをやめたりするのが今以上に難しくなるであろうといわれています。
メタバースで起こりうる未来|5つの可能性を考察

ここまでお読みくださった方は、メタバースの未来に何となくでもワクワクしているのではないでしょうか。
ここでは具体的にどんな未来が待っているのかについて、5つの可能性についてご紹介します。
空間の共有
遠くに離れている方たちもメタバースを通じて、あたかも目の前に相手がいるようにコミュニケーションをすることが可能です。
旧Facebook社「Meta」社も、あくまでも「人と人を結ぶという使命は変わらない」と言及する通り、世界中の人々を結びつけることができます。
ワークスペース
現在のテレワーク、オンラインミーティング以上に臨場感のあるメタバースを使用することで、過疎地域に住んでいる方々も、別の地域の方々と密接な関係を築くことができます。
また、自身の居場所も関係なく、仕事に適した環境をメタバース内で構築することも可能です。
仕事の創出
ブロックチェーン技術上に作られたメタバースでは、土地、建物、物の所有、移転などが活発になると考えられます。
不動産の売買や物の売買、もしくは各国の人々と交流するための通訳など、メタバース内で発生する不便を便利にするための仕事が新たに生まれることは容易に想像ができます。
国境を超えた交流
既に様々なインターネットゲーム等でも交流は可能です。
ただし、自身の分身であるアバターを通じて、表情豊かにコミュニケーションを取り、仕事などを一緒にすることで、国境の垣根を超えて交流が今よりも活発になることでしょう。
エンターテインメント
様々なゲーム上で有名アーティストたちがライブを開催しているのも聞いたことがあるかと思います。
米津玄師、星野源などもゲーム「FORTNITE」のバーチャルライブに出演しています。
またNFT技術を使った数量限定の音楽販売や、デジタルアートの販売なども今まで違法ダウンロード・コピーに苦労していたアーティスト達を救うことになるはずです。
メタバースと投資

メタバースの大きな魅力の一つは、ブロックチェーン上に構築された仮想世界内の通貨はもちろん、土地や3Dの建物まで現実世界の通貨と交換ができる事です。
ブロックチェーン、暗号資産の技術により可能になったことがWeb2.0時代のメタバースと大きく違うところではないでしょうか。
暗号資産(仮想通貨)銘柄について
メタバース関連の暗号通貨を時価総額順に並べました。
- 【時価総額:¥568,028,154,062】ディセントラランド(Decentraland/MANA)
- 【時価総額:¥387,199,531,724】サンドボックス(The Sandbox/SAND)
- 【時価総額:¥361,334,245,281】アクシーインフィニティ(Axie Infinity/AXS)
- 【時価総額:¥145,175,309,263】エンジンコイン(Enjin/ENJ)
- 【時価総額:¥37,048,188,800】エバードーム(EverDome/DOME)
どれも海外の取引所OKExで取引が可能です。
特にエバードームは2022年2月に上場したばかりなので今後にまだまだ期待できそうです。
2022年2月現在ではOKEx取引所でのみ取得が可能です。
OKX取引所の登録方法は別記事で解説予定です。
NFT
有名なところでは、「The Sandbox」の土地の中でも3.55ETH(約100万円)で取引されているものがあります。
また、様々なブランドがゲーム用のアパレル、靴などを販売し人気なものは高値で転売できるものも出てきています。
まとめ

メタバースは、社会のつながりの次なる進化です。当社のビジョンはメタバースの実現です。この未来への責任を示すために会社の名称を変更します。
https://about.facebook.com/ja/meta/
Meta社(旧Facebook社)は社名変更と同時にメタバースを事業の中心とすることを宣言しています。
確かにまだまだ課題は残るものの、我々の未来をより楽しく、充実させる要素もたくさんあるのもご理解いただけたかと思います。
ここで我々ができることは、大手企業がメタバースを身近なものにしてくれるのを待つことではなく、こちらから少しでも近づいて、いち早く活用し、人生を成功に導くことです。
興味がある方は、当記事でご紹介した様々なビデオやリンクをご覧頂くだけでもより理解が深まることとも思います。
また、「今後のメタバースに参加してみたい!」という方は、仮想通貨の所有も検討すると良いでしょう。
そのためには日本の取引所では流通していない通貨も狙い目です。