MetaMask(メタマスク)とは?使い方から将来性まで徹底解説

Web3.0

(最終更新月:2022年3月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「MetaMaskって何?何が良いの?気をつけることは?」

「MetaMaskを使いたい!でもどうやるの?」

「MetaMaskと連携できるサービスって何があるの?実際に使いたい!」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • MetaMaskとは?メリットとデメリット
  • ウォレットの作成方法
  • ウォレットへ仮想通貨を入金する方法
  • 【実例】新しいネットワークの追加|PancakeSwapを使ってみる
  • MetaMaskが実際に使えるサイト 10選
  • 【2022年3月時点】Web3.0でのサービスを発表している有名企業とは?

当記事を最後までお読みいただくと、MetaMaskの始め方をご理解いただくのはもちろん、MetaMaskを通じて今後どのような可能性があるのか、そして実際にMetaMaskを使うと何がおきるのか?がご理解頂けます

✔︎この記事の信頼性は?

当ブログでは、単に見たり聞いたりしたものではなく、私自身が実際に体験したことのみ事実として伝えています。

私自身、仮想通貨(暗号通貨)歴約6年です。

登録している取引所は、Coincheck, bitFlyer, GMOコイン、zaif、binanceと海外のも含めて5つほどになります。

2017年8月頃からはCoincheckをメインとして使用中です。

 

ただし、仮想通貨やウォレットに関する情報はまだまだベースが英語であったり、情報が探しにくいことから解説記事を執筆した次第です。

 

「よくわからない!」が「できるかも!」に少しでも変わって頂ければ幸いです。

下記は私のMetaMaskの画面です。

【GoogleChrome版】

【iOS版】

当記事を読めば、「これから仮想通貨をやりたい」「Web3に触れてみたい」という方も安心してスタートラインに立つことができます。

焦らず順を追って進めていきましょう!

MetaMaskとは?主な役割(メリット)と注意点(デメリット)

MetaMask(メタマスク)とは、①新たなアプリケーションへアクセスするための②安全にデータを保管する財布③ハッカーやデータコレクター(データを盗む人)から守るという3つの役割を持つアプリケーションです。

※公式サイトでは全て英語ですが詳しく載っています。→ 公式サイト

3つの役割(メリット)と注意点(デメリット)をそれぞれ深堀りします。

MetaMaskの役割(メリット)

✓Web3.0アプリケーションへアクセスするための鍵

当記事でご紹介しているMetaMaskを使うことでこのような管理者に支配されないWeb3.0のサービスへアクセスできるようになります。

実際に下記の通り、ワンクリックでWeb3.0のサービスへアクセスすることが可能です。

✓安全にデータを保管する財布

そもそもMetaMaskは暗号資産のウォレットの一つでもあります。MetaMask内に暗号資産を保管することができ、サービスの使用時などに引き出し使うことが可能です。

✓ハッカーやデータコレクターから守る盾

MetaMaskを通じたWeb3.0へのアクセスでは、ログインIDやパスワードは不要です。

そもそも個人情報を保存していないことから、個人情報が盗まれる、行動が監視されるということはありません。

MetaMask使用上の注意点(デメリット)

✓自己責任

Web3.0には管理者の概念がありません

それによって、サービス提供者から個人情報を求められたりすることはないものの、間違えて取引をした場合に間違いを訂正してくれることもありません

あくまでも自己責任となりますので、触ってみたい方は少額からの取引をオススメします。

当サイトでもできるだけの情報は公開していく予定ですが、自身でもリサーチすることが必須となります。

✓全ての通貨が使えるわけではない

MetaMaskはイーサリアム系のアプリケーションです。

イーサリアム系以外の通貨(ビットコイン等)との互換性はありません。

ただし、MATICやBNBなどは、Binance Smart Chainというネットワークを追加することで使用が可能です。

✓使用できるブラウザに制限がある

MetaMask公式サイトではサポートしているブラウザ一覧が公表されています。

現状は①Chrome②Firefox③Brave④Edgeの4つです。

https://metamask.io/download/

✓ハッキングリスク

MetaMaskはシークレットリカバリーフレーズにより、どこからでも同期が可能です。

その反面、シークレットリカバリーフレーズが知られてしまうと誰でもアクセスすることが可能です。

何があってもシークレットリカバリーフレーズの共有は避けましょう。

参考までに、私がTwitterで#MetaMaskと投稿した際のReplyです。

そもそもリンクにはアクセスもしてませんが、シークレットリカバリーフレーズなど大事な情報をフォームで入力させようとしているのだろうと思い、完全にスルーしています。

そもそもスペルが「META MUSK」とAJIDAS級のコピーになってますね。 笑

気をつけましょう!

MetaMaskウォレットの作成方法

①ダウンロード

公式サイトへ進みます→https://metamask.io/download/

必ず「https://metamask.io」で始まる正しいサイトへ進みましょう!

デスクトップの場合は、OS問わずChromeを選択↓

iOS、Androidの場合はそれぞれを選択しよう。

Chromeの場合はChromeに追加をクリックして完了です。

iOS等の場合はそれぞれの端末から上記のアドレスへアクセスし、ダウンロード画面でアプリを取得しましょう。

②Walletの作成

ダウンロードが完了しましたら、Walletを作成していきます。

下記ではChromeで説明をしていきます。

①「開始」を選択します

②「ウォレットの作成」を選択します

もし、すでにウォレットが存在するのであればウォレットのインポートで自身のウォレットを同期できます

③協力するかどうかを選択します

お好きな方をお選びください

④パスワードの設定

このパスワードはChromeに同期する際に必要なパスワードです

MetaMaskそのもののパスワードではありません

⑤MetaMaskの「シークレットリカバリーフレーズ」について

2022年1月時点では英語のみの動画となっています

参考までに原文と和訳を載せてますので、とても重要な内容ですのでご理解して先へお進みください

【原文】

MetaMask is a new way to connect to sites and applications.On traditional websites, a central database or bank is responsible for controlling and recovering your accounts.But on MetaMask, all of the power belongs to the holder of a master key. Whoever holds the key, controls the accounts. Your secret recovery phrase is your “master key”. It’s a series of 12 words that are generated when you first set up MetaMask, which allow you to recover your wallet and funds if you ever lose access. It’s important that you secure your wallet by keeping your secret recovery phrase very safe, and very secret.If anyone gets access to it, they will have the “master key” to your wallet and can freely access and take all of your funds. To secure your MetaMask wallet you’ll want to safely save your secret recovery phrase. You can write it down, hide it somewhere, put it in a safe deposit box or use a secure password manager. Some users even engrave their phrase onto a metal plate! Nobody, not even the team at MetaMask, can help you recover your wallet if you lose your secret recovery phrase. If you haven’t written down your secret recovery phrase and stored it somewhere safe, do it now. We’ll wait. And remember, never share your secret recovery phrase with anyone: not even us. If anyone ever asks you for it, they’re trying to scam you. That’s it! Now you know what a secret recovery phrase is and how to keep your wallet safe and secure.

【和訳】

従来のWebサイトでは、中央のデータベースまたは銀行がアカウントの制御と回復を担当しますが、MetaMaskでは、すべての権限はマスターキーの所有者に帰属します。キーを持っている人は誰でも、アカウントを管理します。あなたのシークレットリカバリーフレーズはあなたの「マスターキー」です。これは、MetaMaskを最初に設定したときに生成される一連の12語であり、アクセスできなくなった場合にウォレットと資金を回収できます。シークレットリカバリーフレーズを非常に安全に、そして非常に秘密にしておくことでウォレットを保護することが重要です。誰かがそれにアクセスできる場合、その人はあなたのウォレットの「マスターキー」を持ち、あなたのすべての資金に自由にアクセスして受け取ることができます。 MetaMaskウォレットを保護するには、シークレットリカバリーフレーズを安全に保存する必要があります。書き留めたり、どこかに隠したり、貸金庫に入れたり、安全なパスワードマネージャーを使用したりできます。金属板にフレーズを刻印するユーザーもいるくらいです!秘密の回復フレーズを失った場合、誰も、MetaMaskのチームでさえ、あなたのウォレットが回復するのを手伝うことはできません。シークレットリカバリーフレーズを書き留めて安全な場所に保管していない場合は、今すぐ実行してください。お待ちしております。そして覚えておいてください、あなたのシークレットリカバリーフレーズを誰とも決して共有しないでください:たとえ運営者である私達にも。誰かがあなたにそれを求めた場合、彼らはあなたを騙そうとしています。
以上!これで、シークレットリカバリーフレーズとは何か、そしてウォレットのご説明を終わります。

※Google翻訳の和訳を参考に作成

⑥シークレットリカバリーフレーズが生成されます

「表示する」をクリックしましょう

⑦シークレットリカバリーフレーズの表示

12語の英単語が表示されます(グレーで囲っている箇所)

私の場合はローカルファイルにコピペして保存しています

⑧保管したフレーズの確認をします

12語がランダムに並べられていますので、自身のフレーズを順番に選択していきます

⑨確認完了後、終了となります

仮想通貨(暗号資産)の入金方法

当記事では2つの方法をご紹介します。

というのも、できるのであれば1つ目がオススメですが、私自身はうまくいきませんでした。

結局2つ目の方法を採用しているため、どちらもご紹介しています。

1)MetaMask内で購入する場合

私自身は、一度MetaMask内でクレジットカード決済を試みましたが、どうもうまくできませんでした。

ただもし、このまま進められるならこちらが間違いなく簡単です。

まずはご自身のカードでできるかお試しいただくのが良いかと思います。

ただし、進める過程で個人情報などを入れる箇所があります。

MetaMaskには個人情報を紐づけたくないというのであれば次章の通り、通貨の購入などは取引所で行い、送金する方法で進めましょう。

もちろん、個人情報を入力してもMetaMaskでは勝手に使用されないような規約にはなっていますのでご安心ください。

2)取引所から送金する場合

①登録

済んでいる方は特に不要です

私はMetaMask上でうまく通貨の購入ができなかったので、この方法でやっています。

取引所は色々とありますので既に口座をお持ちの方はそちらから送金してください。

②購入

私のCoincheckアカウントで解説していきます。

日本円の入金まで完了しましたら、ETHを購入し先へ進みましょう。

a. イーサリアムを選び購入をクリック

b.日本円の合計額を入力し、購入で完了

③送金方法

購入したイーサリアムをMetaMaskへ送信します。

a. MetaMask側でPublicアドレスを取得します

必ず手打ちではなくコピーで取得するようにして下さい!

間違えると送信した通貨はなくなってしまいます!

b. Coincheck側では宛先でMetaMaskのPublicアドレスを指定し、送信します

1)宛先を新規追加

2)金額を指定し送信

送金完了です!

入金の確認

時間が少しかかりますので、すぐに届かなくてもご安心を!

MetaMask内での購入された方も、今後仮想通貨の取引を頻繁に行っていきたい場合は取引所も登録しておくと今後は便利かもしれません 。

これで準備は整いました。

【使い方】BSCネットワークの追加|PancakeSwapへコネクト

分散型取引所「PancakeSwap」は、MetaMaskなどのウォレットを繋げば即座に利用可能です。

ただし、最初だけネットワーク「Binance Smart Chainネットワーク」を追加する必要があります。

下記の順序で進めれば3分で完了します。

✓BSCネットワークを追加する

上部「イーサリアムメインネット」をクリックします。

「ネットワークの追加」をクリックします。

「ネットワークを追加」画面が開きます。

下記の情報をそれぞれに入力して下さい。

BSCネットワークが追加されましたら、ネットワークを切り替えていよいよPancakeSwapにアクセスしてみましょう。

✓PancakeSwapへアクセス

Home | PancakeSwap
The most popular AMM on BSC by user count! Earn CAKE through yield farming or win it in the Lottery, then stake it in Sy...

検索などから進み、悪意のあるサイトでウォレットを繋いでしまうと危険です。

必ず正しいアドレスへアクセスして下さい。

✓右上、「Connect Wallet」をクリック

✓MetaMaskを選択します

クリックしたら、あとは「次へ」「接続」「承認」など入力は不要で進んでいくだけです

✓パブリックアドレスが表示されれば完了です

MetaMaskが使えるサービス 10選

MetaMaskが使えるWeb3.0関連のサービスは日に日に増えています。

下記に有名なサイトを10個上げてみましたので、興味のあるものがあれば是非アクセスしてみましょう。

タイトル種別公式サイト関連記事
Uniswap分散型取引所https://app.uniswap.org/
PancakeSwap分散型取引所https://pancakeswap.finance/
dYdX分散型取引所https://dydx.exchange/
AAVE分散型取引所https://aave.com/
OpenSeaNFTマーケットhttps://opensea.io/
RaribleNFTマーケット
EverDomeプロジェクトサイトhttps://everdome.io/
Polygonプロジェクトサイトhttps://wallet.polygon.technology/
Axie Infinityプロジェクトサイトhttps://axieinfinity.com/
Gitcoinプロジェクトサイトhttps://gitcoin.co/

関連記事リンクからは、それぞれの使い方や概要を解説した記事へ進むことができます。

【2022年1月時点】Web3.0関連のサービスを発表している有名企業5選

さて、色々と手間を掛けてMetaMaskへ入金まで完了しましたが、将来性はどうなのでしょうか?

昨今では仮想通貨、Web3.0を使ったサービス、主に「NFT」関連で様々な企業が新たな試みをしています。

NFTについては別記事で詳しく解説いたしますが、簡単に申し上げるとデジタルデータを所有することができる技術により、音楽データや画像データを売買できるというサービスです。

MetaMaskを使うことでこれらのサービスへもアクセスを可能とし、下記の有名企業が参入していることからもWeb3.0関連の技術は注目されていることがわかるかと思います。

Twitter

有料版「Twitter Blue」にて、プロフィール画像として認証済みNFTを選べるようにすることを発表しました。

Ready to show off your NFT? Follow these simple steps to connect your crypto wallet and let’s see your NFT PFPs! pic.twitter.com/epSL7VXG5o

Twitter Blue (@TwitterBlue) January 20, 2022

メルカリ

メルカリは、日本のプロ野球パ・リーグ6球団が共同出資するパシフィックリーグマーケティングと共に「パ・リーグ Exciting Moments β」を立ち上げる事を発表しました。

主には、NFT事業として名場面やメモリアルなシーンを収めた動画を購入できるようなサービスとなるようです。

パ・リーグ6球団およびパシフィックリーグマーケティングとメルカリ、共同でNFT事業に参入
パ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」を年内に提供開始予定 〜スポーツリーグの試合映像を利活用したNFT事業参入は日本初〜  パ・リーグ6球団およびパシフィックリー...

Rakuten

2022年春を目処に、NFTを個人間で売買できるマーケットプレイスやNFTの発行、販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォーム「Rakuten NFT」を提供すると発表しました。

楽天、ブロックチェーン技術を活用した「NFT」の事業に国内で参入し、「Rakuten NFT」の提供を開始予定 | 楽天グループ株式会社
楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、ブロックチェーン技術を活用した「NFT」(Non-Fungible Token:非代替性トークン)の事業に国内で参入することとなりましたので、...

LINE

NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を2022年春に提供開始する旨を発表しました。

NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を提供予定 一次販売や日本円決済など、機能を大幅に拡充 | ニュース | LINE株式会社
NFTの発行から二次流通までを一気通貫で提供

DOLCE&GABBANA

ブランド初となるNFTコレクションのオークションを開催した(Collezione Genesi)。落札の総額は当時のレートで約6億3,000万円でした。

Collezione Genesiについてはこちら

まとめ

当記事の内容をまとめます。

MetaMask(メタマスク)とは、①新たなアプリケーションへアクセスするための②安全にデータを保管する財布③ハッカーやデータコレクター(データを盗む人)から守るという3つの役割を持つアプリケーションです。

様々な企業がNFTを中心にWeb3.0関連のサービスへ参入してきています。

先駆けてサービスを始めていくには、当記事でご紹介したMetaMaskがとても便利です。

MetaMaskを使うためには、以下の3ステップが必要です。

  • ChromeやiOSへダウンロード、設定
  • Walletの作成
  • Walletへの入金

また、入金方法としてはMetaMask内での購入が簡単ですが、資産の分散、取引の利便性などから取引所も利用すると便利です。

MetaMaskの利用を開始して、素晴らしい可能性を秘めているWeb3.0の世界を共に楽しんでいきましょう!

当ブログでは様々なWeb3.0に関する情報を発信しています。まだ詳しく知られていない情報を先取りして身につけておくことは、人生を成功に近づける方法の一つです。

少しでもご覧頂く方の成功の一助になれるよう今後も記事を公開していきます。

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